循環器病の画像検査―レントゲン，心エコー
当院では患者さんの身体情報（身長，体重，体脂肪率，血圧など）や検査結果（血液・尿検査，レントゲン，心電図，超音波など）を電子化して診療に役立てています．
胸部レントゲン写真の比較
胸部レントゲン写真により主に心臓と肺についての情報が得られます．循環器病の中でも特に心不全の患者さんについては 定期的に胸部レントゲン写真を撮影し，必要に応じて過去の写真と比較します．この際，レントゲン写真が電子化されていると瞬時に比較できます．実際の診断はレントゲンフィルムにて行いますが，患者さんに説明する時にはモニターで分かりやすく表示することが可能です．上の図ではコンピューターのモニターに4回分の胸部レントゲン写真が表示されています．
心エコー（心臓超音波検査）の概要
心臓の大きさ，高血圧に伴う心肥大の有無，心不全の有無，心筋梗塞の範囲 ， 弁膜症の有無，などの情報が得られ，心疾患のスクリーニングおよび病態評価に有用な検査です． ゼリーをつけたプローブを胸にあてて行います．痛みなどはなく時間も15-30分程度です．
（動画は再生ボタンをクリックして下さい．PCで動画が表示されない場合はFlashプラグインが必要です．）
心臓超音波検査装置のモニターに，拍動している心臓の超音波画像がリアルタイムで表示されます．動画（上）は心臓の短軸断面（輪切りにしたイメージ）で，心臓が収縮と拡張を繰り返すポンプのような臓器であることがわかります．動画（下）は心臓の中の血液の動き（方向や速度）を色で表現したカラードップラー法による画像です．検査終了後，下図の診察室のモニターに表示して患者さんに説明します．
(この頁に紹介してある心臓超音波検査は当院院長が被検者となっています)
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